「こころのふるさとモンゴル」

                           2013年7月

堀込 雅彦        


今回モンゴル乗馬に参加するのは、長野から5名東京から2名の総勢7名の馬好きと酒好きが集まった。

メンバーは、団長(自称) 堀込雅彦、 佐久市在住 乗馬歴35年以上 外乗専門、
趣味は馬乗り・音楽それとお酒かな。
会計・企画部長 トミーちゃん、 野沢温泉在住 乗馬歴10年程度、趣味は旅行・読書・トレッキング・ドライブetc。
宴会部長 メンコちゃん、船堀在住 乗馬歴10年以上、趣味は旅行・ゴルフ・テニス・ワイン(お酒全てのソムリエ)etc。忘れちゃいけない、お酒をこよなく愛しています。
宴会副部長 敏ちゃん、佐久市在住 乗馬歴2年、趣味は書道・ゴルフ・野球・マラソン・それとお酒。
看護部長 やよいちゃん、佐久市在住 乗馬歴2年、趣味はハープ演奏・音楽鑑賞・マラソン。それとビールをちょっこり。
看護メンタル担当部長 令子ちゃん、上田市在住 乗馬歴1年、趣味は読書・太極拳。ボケと突っ込みではボケ担当。
モデルウォーキング担当部長 山ちゃん、乗馬歴10年以上、趣味はクロスバイク・旅行(バックパッカー)。お酒好きだけど・・・ベロベロが良いね。


7月13日 (晴れ)

成田空港の南ウイングHカウンターに午前11時集合。
今回のモンゴル行きは令子ちゃんだけが初めてだったが、それぞれ自己紹介をした。
手続きをして荷物を預け、みんなでお昼に行った。
お寿司屋さんに入り、ビールで乾杯、ついでに日本酒で心まで和やかにして気持ち良く離陸。
もちろん機内でもばっちりビールを頂き夢の中、5時間余りでモンゴル国際空港へ到着。
どことなく綺麗になった空港内の通路を進む。
入国手続きを済ませ外に出ると、トゥルが私たちを迎えに来てくれていた。
さっそくワゴン車の上にボストンバックを積み、目的地のグンガルート(本当のモンゴル語での発音は難しく聞き取れない)ツーリストキャンプへ。
ウランバートルから東へ160キロの所までの移動が始まった。
最初の1時間程度はアスファルトの穴ぼこの道で、それでも良かったが、それからが大変だった。国道が工事中なので、道なき道を行くことになった。
縦揺れ、横揺れ、嵐の中を行く船に乗っているようだ。車酔いをしたことがないのに今回はとても苦しかった。早く休みたかった。外はいつの間にか暗闇に包まれていた。激しい揺れは容赦なく襲ってきた。
真夜中にようやくツーリストキャンプに到着し、ひと安心、今晩は一晩だけログハウスに泊まることになった。
ローソクに灯をともした。お弁当が届いたが、もちろん食べる気にはなれなかった。
同室の山ちゃんと敏ちゃんはおいしそうに食べていた。
ペチカに火を入れるとポカポカしていつの間にか夢の中。


7月14日 (雨・曇りのち晴れ)

朝、小鳥のさえずりで目を覚ました、雨が降っていて残念。
「馬に乗れないかな?」まだ6時前なので毛布を掛け目を閉じた。
8時過ぎにまた目を覚まし外に出てみた。雨は止んでいるが厚い雲が空一面を覆っていた。
レストランに行き朝食。
揚げパン・バター・ブル―ベリージャム・羊の骨付き肉・ヤギの乳・コーヒー・紅茶が出ていた。お肉はヨーロッパ人に持っていかれ、ほとんど残っていなかった。
9時過ぎに馬乗り場に集合、いよいよ乗馬が始まる。
どことなく興奮している自分がいる。はやる気持ちを抑えつつ馬に乗る。
久々のモンゴル馬、馬が小さいのでお尻がきょろきょろする。すぐにお尻も落ち着き大丈夫。
2時間ほどゆっくりと歩く、「そろそろ走ってみるかな・・・。」
?
ここで、我々のツアーを助けてくれるモンゴル人メンバーを紹介してみる。
リーダー、ナ・トゥル(トゥル)、長年の友人で10年ほど前に長野県の蓼科山の麓にある長門牧場(モンゴル乗馬 ノーサイド)で知り合ったのが最初、当時群馬大学に留学していた。その後、わが家にも何回か遊びに来たこともある。日本語はすごく上手で背も高くイケメンの30代の彼である。
トゥルバット(カエルちゃん)、乗馬のガイドでとても人懐っこい性格、陽に焼けた顔でいつも歌を口ずさんでいる明るくてよい人である。仕事は、遊牧民として馬・羊・山羊などを管理している
バギー、25歳のイケメンで新婚ほやほやの君である。
フルッシャガイ、バギーの義理の弟で馬の上でアクロバットな事をする12歳の少年だ。これまたイケメン。

厚い雲もいつの間にか晴れ、太陽が顔を表した。夏本番をむかえた感じだ。
足慣らしに馬に鞭を入れる、「チョウー」と声をかける、馬が走る、風を切って進む。
山ちゃんとメンコちゃんが早くも爆走だ、その後をトミーちゃんとカエルちゃんが追いかけて行く、蹄の音も軽やかで爽快だ。
気持ちの良い汗をかき、一休み、お腹もそろそろすいてきたころだ。時計は午後1時を指していた。
ツーリストキャンプへ帰り レストランでビールで乾杯、ちゃっかりメンコちゃんは日本酒を持ってきていた。
馬の話で盛り上がり大きな笑い声がホールの中に響く、ビールとお酒でよい気分になり、お腹もいっぱい。
ゲルに戻り昼休み、すぐに敏ちゃんの寝息が聞こえる。
午後4時過ぎに午後の乗馬が始まる。
敏ちゃんもやよいちゃんも余裕で馬に乗っている、昨年のモンゴルでの雰囲気とは違い笑顔を見せている。「良かった、良かった。」
心配していた令子ちゃんだが、平気な顔で陽気に乗っている。「これまた良かった、良かった。」

7時過ぎにツーリストキャンプへ帰る。シャワーのお湯が出ないのであきらめて夕食にする。
ドーム型のレストランは我々のほかにヨーロッパ・オーストラリアからの旅行客が来ていた。
彼らは乗馬ではなくマウンテンバイクで草原を走るらしい。
?まずはビールで乾杯、「喉越し良い! 生きていてよかった!」なんてね・・・言いながら(笑)。
?次は、やっぱり日本酒かな。信州の佐久の酒をいくつか持参した。
「芙蓉」・「明鏡止水」・「くろさわ」・「花」・焼酎「峠」など、それとメンコちゃん持参の「木綿子」というメンコちゃん手作りの自分の名前の日本酒。
もう少しお酒を持っていけばよかったかな。
食事を済ませレストランを出ると、空一面茜色、思わずシャッターを切る。「とても綺麗だ。」

トゥルのゲルに集まり酒盛りが始まる。ローソクの炎が心を和ませてくれる。
モンゴル人は歌が大好きだ。彼らはモンゴルウォッカをグイグイと飲み干す。
日本人も負けずに飲み続ける。山ちゃんが、呂律が回らなくなってきた。
敏ちゃんも強いぞ、メンコちゃんは涼しい顔してニコニコしながらペースを崩さないで飲んでいる、すごい。
そろそろ眠くなる。若者を人質に残しゲルに帰る。
寒さを感じストーブに火をつける、すぐにポカポカして気持ちが良い。いつの間にか夢の中。


7月15日 (晴れ)

馬12頭で颯爽と出かける。なだらかな丘を越えてのんびりと進む。
今日は爆走チームとのんびりチームとに分かれて、それぞれが乗馬を楽しんだ。
爆走チームは山ちゃん、メンコちゃん、トミーちゃん、自分とカエルちゃん(トゥルバッ
?ト )。
それぞれが馬に鞭を入れる。山ちゃん、メンコちゃん、トミーちゃんが勢いよく走り出し見る見るうちに先頭に立ちガンガン飛ばしている。
それを 後方から追いかけて行く、 カメラを片手に持ち動画を撮る。
今回は自分を撮ってもらうことを忘れていた。
小高い山の上でひと休み。すぐにのんびりチームもやってきた。
途中休憩はのんびりチームと合流し、馬から降りて一緒に休む。
汗をかいているが、すぐにスッキリとしてしまう。
さすが、モンゴルの大陸的気候だ。
一足お先に爆走チームが出る。山を下りまたもや草原を駆け抜ける。気分最高だ。
しばらくゆっくりと走る。歌を口ずさみながら強い太陽の光を全身に浴びる。
その時、メンコちゃんの馬が飛んできた一枚のティッシュペーパーに驚き爆走。
はじめはこらえていたが、バランスを失い落馬。 しばらく動くことも出来ない。
静かに抱き起すと左肘を痛がっていた。橈骨が脱臼骨折らしく骨転移が分かった。
応急処置を施し、シャツを利用して腕を固定した。トゥルに車を呼ぶように頼む。
古いソビエト製のトラックが来た。
腕を支えながら乗り込む、帰り道もデコボコで車が跳ねるたびに痛い声をあげていた。
肘は見る見るうちに脹れてきた。キャンプに着き近くの病院を探した。30キロ離れた町に整形外科の医者がいることが分かったので、お昼も食べずに急いでゲルにあるお菓子やチョコレート、それと少しだけお酒を持参した。
メンコちゃんは「ゲルで喉が渇いたので、モンゴルウォッカを飲んできましたぁ。」と笑顔で言う、さすが大物だね。
病院までの道中は、どこを見ても山は見えず、どこまでもつづく大草原である。
空は真っ青で窓からの風が気持ち良い。1時間ほどで町についた、この町は以前はソビエト軍が駐留していて、ロシア風の建物が今でも残っている。
病院も天井が高い、窓枠は木製で二重窓になっている。外側の窓枠は長年の雨風を受けたためにボロボロになっていた。廊下や診察室には暖房用のスチームが取り付けられ、冬の酷寒の地をイメージさせていた。
受付と言っても待合室の入り口で小さな机といすがあるだけで、簡単な問診をし小太りの女医さんが診察をして、三階の奥にあるレントゲン室に連れていき撮影をしたが、これもまた古い日本製のレントゲンである。でも大切に使っていて感動した。
診断の結果は、橈骨近位部に骨折を疑う。街の薬局で痛み止めを買うように言われた。薬局に行ってみると小さなお店で、奥行きは5メートル程度に陳列台が二つ並んでいるだけで、薬を買いついでに肘を固定する物があるか聞いた。見せてくれたものは、腹帯に上腕と前腕をマジックテープで止めるもので、とりあえず購入してつけてみた。日本では見たことがなかったが、モンゴルは馬の文化があるため骨折も多いのだと思った。着け心地はよさそうだ。帰りの車の中では、持ってきたお菓子などを食べ空腹をなだめていた。ここでも2人で忘れず日本酒をちびちび飲んでいた。
夕食は、全員が集まりメンコちゃんをいたわった。まずは、骨折の疑いだけだったので、とりあえず乾杯をした。動かすと痛そうであるが、飲むことはできそうだ。
食後トゥルのゲルでまたもや歌を唄う、今夜は日本とモンゴルの歌合戦だ。
かえるちゃんやトゥルたちは歌の歌詞をよく覚えている。それに比べて日本人はほとんど曖昧に覚えている程度だ。トミーちゃんが歌本を持ってきていたので助かった。
日本側は秘密の助っ人を出した。ギタレレ(小型のギター)、これは強い味方だった。次から次へと負けずに歌が飛び出してきた。自分は、モンゴルビールを飲みながら楽しんでいた。モンゴル人は相変わらずウォッカをぐいぐいと飲んでいた。
楽しい宴だった。
寝る前にメンコちゃんの腕をマッサージして湿布薬を貼り、僕たちは寝る。
だが、メンコちゃんと山ちゃんは残って彼らに付き合い深夜に及んだ。
山ちゃんはゲルを間違え、夜中に彷徨っていたようだ。


7月16日 (薄曇りのち晴れ)

朝早く起きてメンコちゃんの調子を診に行き、マッサージを行い湿布をした。
まだ腕が浮腫んでいるので、乗馬をしないでシャワー浴びて休んでいる事になった。
今日は、川を渡り景色のよいところへ行く予定だ。
川岸に行ってみると昨晩の雨で大分水位が上がっているようだ。カエルちゃんたちが、はるか下流で馬を向こう岸へ渡そうとしている。我々はゴムボートで川を渡ることになった。ボートを水面に浮かべ次々と乗り込む、ボートは不安定で男性がオールを持ち前と後ろで漕ぐことになったが、うまく進まない。後ろで令子ちゃんが号令をかけ、右に、左に、もっと早くとか言うのだが、なかなか思った方向へ行かない。
ボートに水がどんどん入ってくる、足をあげ、大変だ。よく考えてみると、さっきまでいた係りの人はボートに乗っていない。誰一人リードをとれないのだ。
後で聞いたことだが、水が入るのはボートが転覆しないために水面と同じところまで入るようになっているらしい。最初、僕たちはそれを知らなかったので、慌てて早く川を渡ろうと大騒ぎ、大声で笑いすぎてお腹がはちきれそうだった。
結局、川を渡れた馬は一頭だけで後の馬は途中で引き返してしまったらしい。
そこで、せっかく渡った馬をボートにつなぎ我々も引き返すことにしたが、馬がまた川に入るのを嫌がり、馬の力が強くなかなか動かなかった。近くにいた遊牧民に馬を追ってもらい、馬が川の中に入り泳ぎ始めた、馬泳ぎは初めて見たがなかなかのもので最後は馬に引かれて上陸した。
川に入った馬は自分の馬だった、鬣から水をたらし全身水浸しで鞍もびしょびしょ、馬に乗ると下着まで濡れてしまった。川岸をゆっくり進むと、あたり一面若草色で敷き詰められている。おとぎの国に来た感じがする。草の陰からコロボックルが顔を見せそうである。
しばらく行くと、目の前に湖水が現れた。水辺は砂浜になっていて海にいるような波が音を立てて砂浜に押し寄せていた。この湖は塩分が多く、魚は住めないとの事である。
ガイドの若者2人が馬の鞍をはずし、裸馬に乗ってドンドンと水の中へ入って行った、大声で笑いながら馬と一緒に泳いでいる、とても気持ちよさそうだ。
帰りは全員でのんびりと歌を歌ったり、フルッシャガイ(12才の少年)が馬の上に立ち上がりゲラゲラと大きな笑い声をあげバギーとじゃれ合いながら帰った。
西の山に太陽が隠れようとして、明るい光を投げかけていた。そろそろお腹もすいてきた感じがする。遠くにツーリストキャンプが見える。
ゲルに帰りさっそくメンコちゃんの様子を見に行く、肘はパンパン脹れていたのでマッサージをして湿布を施した。痛みは動かさなければ大丈夫らしい。
夕飯の後は、トゥルのゲルでいつもの定例会を行った。メンコちゃんは一日休んでいたので、とても元気で日本酒そしてモンゴルウォッカをニコニコしながら楽しそうに飲んでいた。彼女が酔った姿を見たことがない。ことによると怪物くんかな。山ちゃんもピッチを上げて挑んでいる。


7月17日 (薄曇りのち晴れ)

馬乗り場で、カエルちゃんが山ちゃんの歩き方を物まねして見せた。みんなで腹をかかえて笑った。今日はメンコちゃんもバッチリ乗馬姿で登場、左腕は体に固定して余裕の笑みを浮かべていた。さすが一人で馬に乗ろうとしたが、片手なのでバギーと二人乗りでのんびり行くことになった。軽速歩をしたら痛みを感じたので、ゆっくりついてくることにした。
小高い丘を越えて行くと小さな水たまりがあり、そこに白鳥の親子が羽を休めていた。ヤンチャなカエルちゃんは馬で白鳥に近づき、声をあげて脅かして喜んでいた。
みんなは、かわいそうだからやめてなど言っていたが、おかまいなしに後を追っていた。
小高い丘を越えるとヤクの群れに遭った。ヤクは牛に似ているが、毛が長くふさふさしている。モンゴルではいろいろな動物に遭うことがある。今回も野生の羊を探しに行くことになっている。楽しみだ。
午後4時過ぎに野生の羊を探しに行った。川沿いの道を爆走、川岸にテントが見えてきた。トゥルの弟バットの家族と友達が遊びに来ていたのだ。メンコちゃんは車で到着していた。少し休憩して先を急いだ。道はほとんどなくなり険しい坂道になった。
馬も頭をフリフリ力強く登る。大分高くまで登ったところで休憩、トゥルはこの辺で見ることができると情報を得ていたが、目の良いモンゴル人でも探すことはできなかった。突然、山ちゃんが目の前にある高い山を駈け上りはじめた。さすが若者だ。見る見るうちにあと少しで頂上になるところまで到達したが、大きな岩が行く手を阻み断念する。全員で拍手して激励した。
それから馬に乗り、ゆっくりと山を下り平地に出ると爆走、ツーリストキャンプに着くころは辺りも薄暗くなっていた。
今夜一晩でこのツーリストキャンプともお別れだ。
草原での最後の晩餐だが、日本酒はあんなにあったのにすべてが空になっていたのでビールとモンゴルウォッカで乾杯。お酒が飲めないトミーちゃんも令子ちゃんもいつも付き合ってくれた。
みんなボケと突っ込みが絶妙で、腹を抱えて笑い、いつもアットホームな雰囲気にしてくれた。感謝・感謝。


7月18日 (晴れ)

朝からとても良い天気で、気分よく出発だ。
メンコちゃんは車でドライブ。
今日は、30キロ離れたバギーのゲルまで馬で行く予定。小高い丘をいくつか超えると大草原に出た。どこまでもつづく大地、大空がすぐそこまであり、「すごい」の一言だ。
そこにシベリア鉄道がロシアまで続いている。ちょうど列車が中国方面からやってきた。
長い長い貨物列車である。数えてみると35両編成であった。
大草原の中でひと休み、一息ついてから馬に乗り大爆走、「早い!早い!」風を切って進む、気分最高だった。
バギーの家族が待つゲルに到着、フルッシャガイも我が家に帰りどことなく甘えん坊に見えた。両親とバギーの奥さんが歓迎してくれた。
馬乳酒はとても飲みやすく美味しかった。ロシアビールは4リットルほどあるペットボトルから・・・これまたでかいグラスについでくれた。冷えていてのど越しも良く美味しかっ。食べ物は、チーズ・ヨーグルト・ソフトチーズ・揚げパン・後からどんぶりでうどんを頂いた。「おしかった。」お腹一杯になり満足である。
午後3時頃バギーたちに別れを告げ一路ウランバートルへ車を走らせた。
走り始めはガタガタ道で、その後はアスファルトで快適に休むことができた。
4時間余りでホテルに到着、久々にホテルなのでシャワーがゆっくり浴びられる。
夕食までの間部屋で休む。
夜7時に車が迎えに来て、トゥルのフィアンセを招き中華料理で和やかに夕食をした。彼女は、すらっとした体型でとても美人である。年が18歳ということでみんなが「犯罪だよ。」なんて冗談を言っていた。料理もお酒もおいしく、満足してホテルに帰りいつの間にか就寝。


7月19日 (晴れ)

今日は真っ青な日本晴れである(モンゴル晴れかな)。こんな日は乗馬が最高なんだけどなー。今日の予定は、ウランバートル市内を観光する。始めに国会議事堂で記念撮影をして、そこにある今回特設の恐竜博物館へ入る。ゴビ砂漠から発見されたものでテラノザウルス(?)の全ての骨が再現されている。「すごい!」 
昨年はマンモスの頭蓋骨と牙を見て驚き、モンゴルはまだまだいろいろな物が発見されそうだ。
次に美術館を見学、そしてラマ教の寺院に参拝。そろそろお腹がすいたのでラーメン屋さんへ行き、ビールで乾杯、塩ラーメンを食べた。日本のなつかしい味がした。
5時から市内にある民族館に行き民族音楽を楽しむ。
観客は少なく20人程度、馬頭琴の音色・民族舞踊・ラクダに聞かせると涙を流すといわれているホーミーの不思議な演奏だ。僕は何回も聞いているが、そのたびに感動を覚えるのだ。
夕食は市内のインド料理店、モンゴルにお嫁に来た希ちゃん夫婦、それとカエルちゃんを招きモンゴル最後の宴会が始まった。
メンコちゃんと山ちゃん・敏ちゃんはグイグイと飲み干す。「さすがヤルね。」
山ちゃんは頭まで真っ赤。とても楽しそう、カエルちゃんもウォッカを相変わらずグイグイあびている。笑い声をあげて顔は真っ赤である。令子ちゃんとやよいちゃんも楽しそうに話をしている。
希ちゃんにモンゴルの生活を聞いてみると、すごく生活しやすいらしい。最近は物価が上がり少しだけ大変になってきたと言う。
気が付くと店内には我々だけになっていた。
楽しい時間はすぐに過ぎてしまう。


7月20日 (晴れ)

最終日 早朝4時過ぎに起床
荷物を確かめスーツケースに押しこんだ。夕べのお酒が少し残っている感じだ。
窓を開け涼しい風を部屋の中に入れた。深呼吸をして頭をすっきりさせた。
早くも隣の部屋の令子ちゃんがドアをノックして僕を起しに来た。ロビー集合・出発は5時30分なのに、まだ30分はある。いそいで身支度をしてロビーに行く、時間を過ぎても山ちゃんとメンコちゃんは来る気配がない。
トミーちゃんがお越こしに行く。申し訳なさそうに二人は目をこすりながら来た。
車に乗り込み一路モンゴル国際空港へ向かった。空はどこまでも澄み切った青空だ。
トゥルたちに別れを告げ、搭乗手続きをして中へ入る。
毎年のように免税店でおみやげを買い、朝食を軽くとって機内に入る。
日本行きの飛行機は定刻通り離陸した。
窓越しにモンゴルの大地を見ながら
 「ありがとうモンゴル 楽しかったよ 来年もまた来るからね。」


最後に我々の世話をしてくれた・・・この頃お腹周りも大きくなり貫禄が出てきたトゥル・彼女ができたカエルちゃん(トゥルバット)・イケメンで新婚のバギー・まだまだヤンチャなフルッシャガイ には特にお世話になりました。
モンゴルへ行くようになり、馬で大草原を爆走するとこころも身体も爽快になる。
何もないところで、風と動物の鳴き声だけの大自然があるところ。
真夜中になると満天の星一つ一つの星が大きく手を伸ばせは届きそうな感じ。
なぜかモンゴルの大地に立つだけで大自然のエネルギーを得ることができる。
いつまでも残しておきたいところだ。
モンゴルにも文明がはびこってきているようだ。
羊や山羊をバイクで追っている姿も見かける。
馬に乗りスマホを使う遊牧民。
これからどんどんと変わってしまうのが心配だ。
我がこころのふるさと モンゴル。